髪の毛がもしゃもしゃ、歯も磨かない、お風呂にも入らない女の子、「もしゃもしゃちゃん」。
ある日、みんなで仮装パーティーをやることになり、もしゃもしゃちゃんはキレイな妖精に　なりたいけれど、「もしゃもしゃのくせに！」とみんなは大笑い。悲しくなった「もしゃもしゃ　ちゃん」は、家を出て、大きな森の中へと入っていきます。
森の中で出会った“ともだち”は、　悲しむ「もしゃもしゃちゃん」を元気づけようと・・・？

ハンガリーを代表する絵本作家、マレーク・ベロニカ（Marék Veronika）の描く、きれい好きじゃない女の子の物語。顔や体がちょっと汚くても、髪がもしゃもしゃでも、心の優しい女の子の行動に、本当の美しさとは何かということに気づかされます。

女の子は誰だって、可愛くなれるもの。

もしゃもしゃちゃんの素敵な「大変身」を、著者の愛らしくてあたたかいイラストとともにお楽しみください。