トップ > はちみつの結晶化について
天然だからこそ、
はちみつは結晶化する。
はちみつは元々結晶化するもの。
The honey crystallizes
みなさんも経験があるかと思いますが、はちみつは、時間が経つと少しずつ固まっていきます。下の方から白い粒つぶが現れたり、全体が少しずつにごってきたり……。これを結晶化といいますが、はちみつはその成分上、結晶化するものであり、品質には全く問題ありません。
では、なぜ結晶化するのでしょう?
はちみつの結晶化は、ナゼ起こるのか?
天然はちみつを構成している主成分は、
●糖分:約7~8割
●水分:約2~3割
によってできています。その糖分というが、「果糖」と「ブドウ糖」の2種類が混ざった状態となのです。
その果糖とブドウ糖のうち、ブドウ糖の割合がある程度より多いと、結晶化が起こるといわれています。
この割合は、はちみつのもととなる花の蜜で決まるので、はちみつの種類によって結晶化しにくい、しやすいというのが分かれるのですね。
はちみつの結晶化を楽しもう!
はちみつは元々結晶化するもの。はちみつ好きの方々には、結晶化したシャリシャリの食感がたまらないという方もたくさんいらっしゃいますが、皆がそうではありません。
品質に問題ないとはいっても、
「トロトロの状態で使いたかったのに……」
「いつのまにかカチカチに結晶化しちゃって使いづらい、困ったなぁ……」
と思う方もいらっしゃいますよね。
そんなとき、一体どうすればいいのか。
はちみつをトロトロの状態に戻したい場合、実は、はちみつを容器・瓶ごと湯せんにかけると、時間はかかりますがちゃんと溶け、トロトロに戻るのです!
結晶化したはちみつを湯せんするときは……!
はちみつには、ビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素など、身体・健康に良いとされる成分がたくさん入っています。
しかしその豊富な成分・栄養素も、アツアツに加熱してしまうと、その成分が壊れてしまいます。
砂糖の代わりの甘味付けとしてなら問題ありませんが、はちみつの豊富な栄養素・成分を期待するなら、湯せん温度は60℃以上は禁物です。
40~50℃あたりが溶けやすく、品質の変化もない温度帯なので、手を入れても火傷せず「熱いな~」と思うぐらいの温度を目安に、湯せんするといいでしょう。